キャベツを上手に結球(丸く)させるには、植え付けの適期を守ることが大切です。
夏まきの適期は8月中旬から9月中旬までです。
早い時期に植え付けると病害虫の被害を受けやすく
遅い時期に植え付けると結球しないことがあります。
生食からスープ、炒め物と幅広く料理にも使え人気の野菜。
品種も豊富で育てる楽しみ!
「夏まき、秋冬どり」が育てやすい作型です。
害虫の被害にあいやすいのでしっかりと防虫対策をおこなって栽培しましょう。
キャベツの栽培スペースは畝幅60cmです。
1列で栽培し、株間は約45cm。
植え付ける数によって畝の長さを調節してください。
キャベツに適した土壌酸度は
pH6.0~6.5です。
植え付けの1週間以上前に土壌酸度を調節しておきましょう。
アオムシやコナガ、ヨトウムシの被害にあいやすいので
防虫ネットをトンネル掛けし、害虫対策はしっかりとおこないましょう。
栽培スペース全体に苦土石灰をまき土壌酸度を調節します。
キャベツに適した土壌酸度はpH6.0~6.5です。
酸性に傾いているようであれば
苦土石灰を100~150g/平方メートルまき
良く耕しましょう。
キャベツは栽培期間が長いので元肥を
溝施肥で施します。
栽培スペースの中心に
深さ・幅が30cm程度の溝を掘ります。
その中に満遍なく元肥を入れて土を戻します。
※元肥を入れすぎると外葉ばかりが茂り、
結球しなくなるので注意しましょう。
栽培スペースの外側から土を盛り
高さ15cm程度の畝を立てる。
畝を立てたら植え付けをしましょう。
キャベツの苗を選ぶ時のポイントです。
上記のポイントを見て苗を購入しましょう。
畝の中心に株間を45cm程度あけ、
ポットが入る分の植穴をあけます。
植穴にハス口をはずしたジョウロで
手を伝って水を入れます。
水が引いたら、ポットから苗を出して
植え付けます。
上から軽くおさえつけ、その後また水やりをおこないます。
キャベツは害虫の被害にあいやすいので
植え付け後から防虫ネットで対策をすることが大切です。
トンネル用支柱をさし、その上から防虫ネットを掛けます。
両端を結び、U字ピンで固定する。
防虫ネットのすそに土をかけて
害虫の侵入を防ぎましょう。
その上から、再度トンネル用支柱をさし、
防風対策をおこないましょう。
植え付けから2週間後、追肥をおこないます。
1株当たり、30g(一握り)の化成肥料を
株の周りにまきます。
その後、立鎌や、畑の3役さんなどを使用して
肥料と土を軽く混ぜ(中耕)、株もとに土寄せします。
1回目の追肥からは、2週間ごとに
1回目と同様に追肥作業を行います。
収穫の目安は、結球したキャベツを手で押してみて
固くしまっているようであれば収穫の適期です。
外葉を1,2枚つけた状態で、株もとから収穫包丁などで収穫する。
キャベツを斜めにし、つけ根を露出させると切りやすい。