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ハクサイ

ハクサイ

アブラナ科

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難易度中級
連作障害3年以上
植付時期8月下旬~10月中旬
収穫時期11月上旬~1月下旬
最適PH6.0~6.5 石灰分をやや好む
栽培のポイントは二つ。
植え付けの適期を守ること。
防虫対策をしっかりとすること。
植え付けが遅れると、寒さで上手に結球しなくなってしまいます。
また、アオムシなどに狙われやすく、初期育成で虫に食べられると
その後の成長が悪くなってしまいます。

ハクサイの栽培情報

鍋には欠かせない食材のハクサイ。
冬でも収穫できるありがたい野菜です。

栽培後半で寒さにあてると
旨みがますので、暑さが落ち着いてから
(9月中旬から10月中)植え付けるようにしましょう。

ですが、結球する前に寒さにあたってしまうと
結球しなくなるので、植え付けの適期を
逃さないようにしましょう。

栽培スペース

畝幅60~70cm(1列植え)
株間40~45cm

土壌酸度

pH6.0~6.5

 

土づくり

ハクサイはアブラナ科で連作障害を起こすので
2~3年はアブラナ科を作付けしていない場所で
栽培しましょう。

植え付けの1週間前まで

栽培スペースは畝幅の60~70cmです。
長さは、株間を40~45cmとることを考えて
調節してください。

栽培スペース全体に苦土石灰をまき土壌酸度を調節します。

最適な土壌酸度pH6.0~6.5

土壌酸度の調節方法はコチラ

植え付け当日

ハクサイは栽培期間が長いので
溝施肥で元肥をあたえます。

栽培スペースの中心に鍬を使用して、
深さ・幅が30cm程度の溝を掘ります。

溝に元肥をまんべんなくまき、土を戻します。

元肥(1平方メートルあたり)

  • 完熟牛ふん堆肥 3L
  • 化成肥料 100g

栽培スペースの外側から土を盛り
高さ10cm程度の畝を作ります。

マルチング

植え付けの前に、畝に黒マルチを張ります。

雨で土が跳ね返り、軟腐病にかかるのを防いだり
雑草を防いだり、初期育成を良くしたりと
効果は大きいので、ぜひ黒マルチを張りましょう。

畝の長さよりも30cm程度長い黒マルチを用意します。
畝の中心に置くように黒マルチを置いたら
短い辺の一方をクワを使って土をのせて固定します。

反対側の短い辺の方へ行き
マルチがピンと張った状態で土をのせ固定します。

長い辺の両脇もマルチが張った状態になるように
土をかけ固定します。

マルチを張ったら
中央に植穴をあけましょう。

株間を40~45cmあけて植穴をあけます。

※マルチの穴あけ器などを使用すると楽にできますが
もっていない場合は、×印型にカッターでマルチを切り
内側に入れ込むようにマルチを広げると簡単です。

 

植え付け

植え付け適期の株

  • 本葉が3~5枚付いている
  • 葉の色が濃い
  • 病害虫の被害を受けていない

黒マルチにあけた植穴にポットが入る大きさの穴をあけます。

その中に、ハス口をはずしたジョウロで
手を伝わせて、水をたっぷりとやります。

植穴から水が引いたら、ポットから優しく株を取り出し
植え付けます。

軽く株に土を寄せ、優しく押さえつけます。

 

植え付け後には、ハス口を付けたジョウロで
優しく上から水をやります。

植穴にも水が入るようにやりましょう。

 

害虫対策

初期育成時に害虫の食害にあうと
うまく結球しなくなったり、
最悪の場合は、枯れてしまいます。

植え付け直後から防虫ネットをかけて
害虫対策をおこないましょう。

トンネル用支柱をさし、
その上から防虫ネットや寒冷紗を掛けます。

短い辺を結び、U字ピンで固定します。

その後、長い辺のすそに土をかけます。
※少しでも隙間があるとそこから害虫が入ります
しっかりと土をかけて固定しましょう。

そのうえから、さらにトンネル用支柱をさして
防虫ネットが風で飛ばされないようにしましょう。

 

管理作業

追肥作業

植え付けの2週間後から2週間ごとに追肥作業を行います。

1回目の追肥

防虫ネットを片側から外して作業をしましょう。

株が植わっている植穴に化成肥料をひとつまみ(3g)を追肥します。

追肥後は防虫ネットをしっかりと戻しましょう。

2回目の追肥以降

1回目の追肥からは2週間ごとに黒マルチをはずして追肥作業を行います。

防虫ネットは作業の邪魔になるのでできる限りはずしましょう。

黒マルチを両脇からはがし、畝の肩に化成肥料をひと握り(30g)を
1平方メートルあたりまきます。

その後、軽く土と混ぜながら畝を作り直して、
黒マルチを張り直します。

防虫ネットももとに戻して、追肥作業は完了です。

手間がかかりますが、追肥作業をおこたると
結球しなくなるのでこまめに追肥しましょう。

収穫

結球した部分を上から押さえ、葉が固く締まっているのを感じたら
収穫の適期です。

株もとを包丁などで切り取って収穫します。

株を斜めに押さえつけると切りやすくなります。

 

保存方法

収穫適期をむかえた後は、外側の葉を結球している部分に寄せ
外葉ごとひもで固定すると植え付けたまま長く保存することができます。

ただし、極早生や早生品種は傷みやすいので
早めに収穫するようにしましょう。


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