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ジャガイモ

ジャガイモ

ナス科

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難易度中級
連作障害3年以上
植付時期2月中旬~4月上旬
収穫時期5月中旬~7月下旬
最適PH5.0~5.5 石灰分不必要
育てやすい定番野菜ですが、大きなイモを収穫するためにはポイントをしっかり押させて育てる必要があります。

土づくり

植え付けの1週間前まで

栽培スペースは今回60cmの畝幅で作業します。

60cm幅の栽培スペースを間縄をたてておきます。

土壌酸度によって苦土石灰の量を調節をします。

  • pH5.0未満 100g
  • pH5~6.0  50g
  • pH6.0以上  不要

の苦土石灰を1平方メートルあたりまきよくたがやす。

 

タネイモの準備

  • 30g以下のタネイモ そのまま植え付ける
  • それ以上のタネイモ 30~40gになるように切る

芽の数が均等になるように半分に切る

タネイモの切り口の処理

切り口をそのまま植え付けると腐敗してしまい
失敗の原因となるので切り口を処理します。

  1. 切り口を乾かす
    植え付けの2,3日前にタネイモを切っておき
    風通しの良い日なたにおいておきます。
    切り口がコルク状に固くなったものを植え付けます
  2. 草木灰・処理剤をまぶす
    植え付けの当日にタネイモを切り
    切り口に草木灰(そうもくばい)や
    切り口処理剤をまぶす。
    どちらも防腐効果と発芽促進の効果があります。

 

植え付け当日

栽培スペースの真ん中に深さ15cm幅が15cm程度の溝を掘ります。

掘った土はわきに積んでおきましょう。

タネイモの切り口を下にして30cm間隔で
溝に植え付けていきます。

タネイモとタネイモの間に

  • 完熟牛ふん堆肥 200g
  • 化成肥料 30g

を1ヶ所あたりに散布しておきます。

肥料とタネイモが接触しないように!

タネイモと肥料が直接触れてしまうと
「肥料やけ」と呼ばれる現象が起きます。
肥料やけや起きるとタネイモが傷み、上手に発育しません。
堆肥を先に盛り上げ、その上から化成肥料をのせるように
することで防ぐことができます。

 

タネイモ、堆肥、化成肥料を置き終わったら
溝を平らになるまで戻します。

畝を立てる必要はありません。

植え付けた場所がわからなくなるので
発芽するまでは間縄をそのままにしておくと
目印になります。

 

芽かき・追肥1回目

芽かき

他の野菜と同じように、芽をたくさん育てると
1つ1つのイモが小さくなってしまいます。

その為に芽かきをして、できるイモの数を
制限することで大きなイモを収穫することができます。

草丈が10~15cm程度になったら
大きな目を残すように
芽かきをして2本にしましょう。

株全体を手でしっかりと押さえ
芽を引き抜きます。

追肥

芽かきをしたら追肥をします。

化成肥料を1株ごとに
30gぱらぱらと株のまわりにまきます。

その後、肥料と土が軽く混ざるように
株もとへ土を寄せ15cm程度の畝を立てます。

 

ジャガイモは、タネイモの上にイモが大きくなっていくので
土寄せをおこない、イモが大きく成長するスペースを作ります。

 

追肥2回目

花が咲いたら2回目の追肥をおこないます。
畝の両側に化成肥料を30g/平方メートルあたりまきます。

その後肥料と土を混ぜるように株もとへ土寄せをおこない
30cm程度まで畝を高くします。

イモは日光に当たると緑色になる「緑化」が進んでいきます。
緑化したイモはソラニンと呼ばれる毒素が発生し、人体へ悪い影響をあたえます。
その為に、土寄せはしっかりとおこないイモに日光が当たらないようにしましょう。

 

収穫

葉が黄色くなってきたら、収穫の目安です。
晴れが続いて土が乾燥しているときが収穫のタイミングです。
まずは、茎を10cm程度残して切り取ります。
次に株から30cm程度離れたところに

スコップなどをさし込み、てこの原理で土を起こします。
残しておいた茎をつかみ引き抜きます。

土の中にもイモが残っている場合があるので
土の中もよく探しましょう。

掘りあげたイモは半日程度、日陰で乾燥させてから
保存することで腐りにくくなります。

 


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