エダマメは種から育てて畑に植え直す方法がおすすめです。
苗の状態でも販売しています。
植え付けまでは2~3週間程度かかるので
植え付けから逆算して、種まきをしましょう。
セルトレイと呼ばれる苗を育てるトレイや
他の野菜苗を購入した際のポットなどを用意します。
培養土を入れて種をまく用の植穴を
1ヶ所につき2つあけます。
穴にエダマメの種を1粒ずつ入れていき
種が隠れるくらいまで培養土をかけます。
上から軽く手で押さえ
ハス口を付けたジョウロで優しく水やりをしましょう。
エダマメの種は
鳥に狙われてしますので
防虫ネットなどを上からかけ、しっかりと固定しておきましょう。
栽培スペースは2列植えるので
今回は畝幅を60cmで行います。
(長さは植え付ける苗の数で調節してください)
栽培スペースの土壌酸度を測り
pH6.0~6.5程度がエダマメ栽培には
理想です。
土壌酸度の測り方はこちらから
もしpH6.0~6.5満たない場合は
苦土石灰を100~150g/平方メートルまき
良く栽培スペース全体に混ぜ込む。
エダマメは「根粒菌」(こんりゅうきん)と呼ばれる
微生物の影響で、土壌内から成長に必要なチッ素分を
吸収することができます。
その為、栽培前にまく肥料は他の野菜よりも
少なくまきます。
上記の堆肥と肥料を栽培スペース全体にまき
良く混ざるように耕します。
栽培スペースの外側から
土を盛り、高さ5~10cm程度の畝を立てます。
マルチを張るので表面はキレイに平らへならしておくと
マルチが畝に密着するようになります。
畝の長さよりも30cm程度長い黒マルチを用意します。
畝の中心に置くように黒マルチを置いたら
短い辺の一方をクワを使って土をのせて固定します。
反対側の短い辺の方へ行き
マルチがピンと張った状態で土をのせ固定します。
長い辺の両脇もマルチが張った状態になるように
土をかけ固定します。
黒マルチを張ったら植穴用にマルチに穴をあけます。
今回は2列で育てるので列の間隔を60cmあけ、
株と株の間が50cmになるように穴をあけましょう。
※マルチの穴あけ器などを使用すると楽にできますが
もっていない場合は、×印型にカッターでマルチを切り
内側に入れ込むようにマルチを広げると簡単です。
植穴をほり、ジョウロで水をたっぷりとやり
植穴から水がひいたら、苗を植え付けます。
苗を取り出し2本立ちのまま植え付けます。
苗がぐらつかないように植穴を土で埋め
手で軽く押さえます。
その後、ハス口を付けたジョウロで
優しく水やりをします。
畝の長さなどで加減してください。
トンネル用の支柱を60cm間隔で
畝をまたぐように支柱をさします。
トンネル用の支柱の上から
防虫ネットを畝全体がかぶるようにかけます。
短い辺の方をまとめU字ピンなどで
地面に固定します。
防虫ネットのすそから害虫が入らないように
ネットのすそにクワなどを使用して
土をかけます。
その際隙間ができないようにかけましょう。
防虫ネットが風などで飛ばされると
思わぬ事故のもとになるので
防虫ネットの上からさらに支柱をわたし
固定します。
植え付けの2週間後から追肥を2週間ごとに行います。
作業するときは防虫ネットをはずしましょう。
黒マルチを畝の肩の部分まではがして
化成肥料30g/平方メートルをまきます。
鍬などを使用して軽く耕し
畝の形をととのえます。
黒マルチと防虫ネットを戻して終了です。
エダマメが成長して
防虫ネットにぶつかるまで成長したら
防虫ネットを取り除いても大丈夫です。
エダマメは株の下から太ってきます。
全てのエダマメが取り頃になることはないので
全体の8割程度が膨らんだら収穫しましょう。
株の生え際を持ち垂直に引き抜き
株ごと収穫します。
その後、一つ一つサヤをもぎ取ります。
もしくは太ったエダマメからハサミで
切って収穫しても大丈夫です。
エダマメは、収穫後
味がすぐに落ちていきます。
昔から「湯を沸かしてから収穫しろ」と言われるほど
収穫したばかりの枝豆は美味です。
収穫後はなるべく早く調理して
いただきましょう。