スイカは1株あたり2m×2mの正方形で
広いスペースで栽培します。
栽培スペース全体に苦土石灰をまき
土壌酸度を調節します。
栽培に適した土壌酸度はpH5.5~6.5です。
栽培スペース全体に
苦土石灰を100~150g/平方メートルをまき
良く耕します。
栽培スペースの中心に
30cm程度の深さで、直径30cmの穴を掘ります。
そこに元肥となる堆肥、肥料を入れましょう。
上記をいれたら穴を埋め戻し
さらに上へ20cm程度、土を盛り
直径30cm程度の山を作ります。
てっぺんを平らにして円錐代(プリンのような形)にします。
これが「鞍つき」と呼ばれる畝の立て方です。
鞍つきの畝をたてたら、苗を植え付けていきます。
植え付ける苗は、連作障害や、病気にもつよい接ぎ木苗をオススメします。
畝の中心にポットが入る分の穴をあけ、
ハス口をはずしたジョウロで
手を伝ってたっぷりと済みをやります。
水が引いたら苗を植え付けましょう。
植え付けた後は、苗の周囲にぐるっと一周
指で溝をつけましょう。
こうすることで苗の周りに水が溜まるようになります。
植え付けた後に、マルチングをおこないます。
敷きワラを苗の周りに満遍なくまきます。
防草効果と、雨による土砂の跳ね返りなどを
抑制することで病害虫の被害を抑えることができます。
つるの数や、実の数を制限することで
1つのスイカに養分たいき、おいしいスイカを収穫できます。
親づるの先端を摘芯します。
親づるの先端をハサミで切り取ることで
わき芽の成長が促されます。
※スイカは親づるよりも、子づるのほうに
実が多くつくので、親づるは摘芯して
子づるを成長させます。
親づるから子づるがのび
子づるの数も制限しましょう。
茎が太くて草勢のよいものを
3~4本残して他はハサミで切り取ります。
スイカをおいしく収穫するためには
収穫する時期が大切です。
早すぎると甘みが弱く
遅すぎると食感が悪くなります。
収穫する時期は、受粉してから35~40日程度が
目安になります。
その為、人工授粉をおこない
収穫する目安を立てることが
おいしいスイカを収穫するポイントになります。
雌花(花の下に小さなふくらみがあるもの)が咲いたら
雄花(花の下に何もないもの)を摘み取り
花びらをはずして
雌花に軽く押し付けます。
人工授粉を行ったら、その日付を
タグなどで記録しておきましょう。
その時、収穫の予定日などを記載しておくと
スムーズになります。
株の周辺に、化成肥料を30gまきます。
肥料が多すぎるとつるぼけになってしまうので
2週間おきに30gをまくようにしましょう。
1本のつるに複数の実が付きますが
1番最初の実以外で形の良いもの以外は
ハサミで切り取りましょう。
また、1つの実を残したら
実の下に、枯れ草や保護用のマットなどで
果実を保護してあげましょう。
地面から距離をとることで
腐敗や傷つきなどから保護することができます。
※日光が当たらないところは色がキレイにでないので
定期的に果実の向きを変える、玉直しをおこなうと
キレイな実になります。
人工授粉した時のタグを目安に
収穫をしましょう。
適期より早いと、甘味が少なく
遅いと、実の食感が悪くなります。
へたの付け根からハサミで切り取って収穫をしましょう。