オクラの栽培スペースは畝幅が60cm程度です。
畝の長さは株と株の間を30cm程度あけますので
育てたい株の数で増減してください。
育成に適した土壌酸度はpH6.0~6.5と
少し中性よりです。
連作障害があるので、同じ栽培スペースで
4~5年間栽培していない場所で育てましょう。
栽培スペースの土壌酸度を測って
pH6.0~6.5になるようにしましょう。
酸性に傾いている場合は栽培スペース全体に
苦土石灰を100~150g/平方メートルまき、よく耕しましょう。
土壌酸度を調節しましょう。
土壌酸度についてはこちら
上記の堆肥・肥料を1平方メートルあたりまき
栽培スペース全体を良く耕します。
オクラは高温でよく育つので、地温が上がる黒マルチを張りましょう。
畝を立てたら黒マルチを張ります。
黒マルチは地温を上昇させるだけでなく
雑草がはえてくるのを抑えたり、
雨で土が跳ね返りなどを防いだりと、
病害虫の被害を防ぐ効果もあります。
畝の長さよりも30cm程度長い黒マルチを用意します。
畝の中心に置くように黒マルチを置いたら
短い辺の一方をクワを使って土をのせて固定します。
反対側の短い辺の方へ行き
マルチがピンと張った状態で土をのせ固定します。
長い辺の両脇もマルチが張った状態になるように
土をかけ固定します。
オクラは種から育てるよりも
苗から育てる方が初心者にはお勧めです。
本葉が2~3枚の若苗を植え付けます。
黒マルチを張ったら
株と株の間が30cmになるように穴をあけましょう。
※マルチの穴あけ器などを使用すると楽にできますが
もっていない場合は、×印型にカッターでマルチを切り
内側に入れ込むようにマルチを広げると簡単です。
ポットが入る植穴をあけたら
ハス口をはずしたジョウロで
手を伝って水をたっぷりとやります。
水が植穴から引いたら
苗をポットから取り出し植え付けましょう。
畝の長さなどで加減してください。
トンネル用の支柱を60cm間隔で
畝をまたぐように支柱をさします。
トンネル用の支柱の上から
防虫ネットを畝全体がかぶるようにかけます。
短い辺の方をまとめU字ピンなどで
地面に固定します。
防虫ネットのすそから害虫が入らないように
ネットのすそにクワなどを使用して
土をかけます。
その際隙間ができないようにかけましょう。
防虫ネットが風などで飛ばされると
思わぬ事故のもとになるので
防虫ネットの上からさらに支柱をわたし
固定します。
サヤ付きを良くするため、植え付けから1か月たったら
追肥作業を始めましょう。
マルチを畝の肩まではがし
化成肥料を30g(手でひと握り)を
1平方メートル当たりまき
軽く土とたがやしてから
畝を作り直して
マルチを張り直します。
オクラが人差し指と同じくらいの大きさ(7~8cm)になったら
ハサミで収穫します。
最盛期のオクラは成長が早いので
収穫が遅れないようにこまめに収穫しましょう。
収穫したオクラのすぐ下の葉っぱを残し、
それより下の葉っぱをハサミで切り取りましょう。
風通しをよくし、
残った葉やオクラに栄養を集中させることができます。