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施肥について

施肥とは?

施肥とは、野菜を育てる前や育てている間に、土に肥料や堆肥を与えることをさします。

野菜が成長するために必要な栄養素は土の中だけでは足りないので肥料をまく必要があります。

また、土壌改良を行わないと土壌内に病害虫がわいたり、土が固くなるなどの悪影響が出るため、堆肥を加え土壌改良する必要があります。

しかし肥料や堆肥を不要に沢山与えると、有毒ガスが発生したり、病害虫が発生したりと逆効果になることもあります。

それぞれの野菜に適した施肥を施すことが大切です。

野菜に適した施肥とは?

それぞれ、野菜には成長していく過程で特徴があります。
根が真下にのびていくもの、放射状に広く伸びていくもの等があります。

また栽培期間も短いものや長いものがあります。

ほかにも肥料が多すぎると葉や茎ばかりが成長して実がならない野菜もあります。

それぞれの野菜の性質を理解して施肥をおこないましょう。

栽培開始前に施す「元肥」と、栽培中に追加で補充する「追肥」と、栽培が終わったあとに施す「お礼肥え」などをうまく組み合わせることで上手に野菜を成長させましょう。

元肥の施し方について

施肥の中でもっとも大切な元肥。

野菜作りは植え付けてからの初期育成が上手に育つかどうかが大事になってきます。元肥には大きく分けて2種類の施肥方法があります。

1つは全面施肥。

栽培スペース全体に肥料や堆肥を混ぜて畝を作る方法。
キュウリやトウモロコシなどの根が浅く張る野菜や葉物野菜などに適します。

栽培スペース全体に肥料や堆肥をまき、
深さ2~30cmの深さまでよく耕す全面施肥の方法です。

植え付け後すぐから肥料の効果を与えられるので栽培期間が短い野菜や、
根が浅く張る野菜、またニンジンやダイコンなどの直根の野菜などに適しています。

2つめは溝施肥。

畝の中心に2~30cmの溝を掘り、そこに施肥をおこないます。
トマトやナスなど栽培期間が長く、根が深くまではる野菜に適しています。

栽培スペースの中心に深さ2~30cm、幅20cm程度の溝を掘り、
その中に肥料や堆肥を均等にまき、土を埋め戻す溝施肥の方法。

効果がじっくりと野菜に出るので、栽培が長期間の野菜や、根が深くまで張る野菜などに適しています。

置き肥

ジャガイモを栽培する際に、
タネイモとタネイモの間に堆肥と肥料を置くように施肥する方法。
タネイモに肥料などが当たらないように注意。

お礼肥・寒肥

アスパラガスやミョウガなどの数年間栽培できる野菜などで用いります。
収穫した後などに、肥料や堆肥を与えることで、翌年の実付きや生育を良くするために行います。

追肥

栽培している途中に施肥をおこなう方法です。
栽培期間が長く元肥だけでは足りない場合や、実が充実する栽培期間の後半に大量の栄養が必要な野菜などで行います。

肥料や堆肥を野菜に合わせて
上手に施肥することが
野菜を上手に育てるポイントです

団粒構造について

野菜作りにとって良い土とは

野菜が根を張り、栄養を吸収し、みずみずしくおいしいくなる
足元には「土」があります。
土は環境によって大きく変化していきます。
土といっても様々な種類や状態がありますが野菜づくりではどのような土がよいのでしょうか。

どのような土がよいの?

「土」自体は固体ですが、野菜の成長には、根っこが土から酸素と水分を吸収する必要があります。

この固体・酸素・水分のバランスが取れている状態の土は「団粒構造」をしています。

団粒構造の土とは?

団粒構造とは、土の粒と粒がこまかな塊(団粒)になり、集まっている状態を表します。

団粒構造の土は団粒と団粒の間に適度に水分を保っており、さらに根っこが吸収する分の酸素の隙間もあり野菜の栽培には最適と言えます。

「固体」と「酸素」と「水分」がバランスよく共存していることが大切になります。

固体が約40%、酸素と水分は約30%が野菜作りには良い土です。

見た目ではわかりませんが、手で触ってみるとある程度わかります。

目安となる見分け方とは?

畑の土を手で一握りギュッとにぎってみてください。

土が固まり、また、指で簡単にほぐれる。これが団粒構造の土の特徴です。

もし塊になるがほぐれない場合は、粘土質で水はけの悪い土。
にぎっても塊にならない場合は、砂地質で水はけがよすぎる土です。

粘土質の土の場合は、

川砂やパーライト、ピートモスなどを
大量に地中深くまで耕すことで改善できます。

砂地質の土の場合は、

赤玉土(小粒)や、バーミキュライトなどを
すき込むことで水もちの良い土へと改善することができます。

単粒構造の土

団粒構造が出来ていない単粒構造の場合は、
粒と粒の間に隙間がありません。

水が土に入ってきた場合、空気の場所がありません。
粘土質の土では、固くしまって空気も水も通らずに根腐れなどを引き起こします。砂地質の土では、水は下に流れていき、肥料分なども一緒に流れていきます。また乾燥気味になりやすいです。

団粒構造の土

団粒構造の場合は、団粒の中にも水分を保持しています。
また、粒と粒の間にも水や空気が自由に行き来できる隙間が確保されています。

余分な水分は隙間から抜けていき、適度な隙間があるので根が呼吸することができます。

水分も酸素も適度に保つことができるので野菜作りには最適な土と言えます。

土壌酸度について

土壌酸度とは…?

土壌酸度とは土が酸性なのかアルカリ性なのかの事をさします。

日本の雨は酸性の雨が降ります。

また、雨が降ることで、土の中の「カルシウム」や「マグネシウム」が流出します。

その影響で、日本の土壌は酸性になることが多く酸性の強い土は、多くの野菜作りには適しません。

土壌酸度の測り方

残念ながら、土壌酸度を目で見て手で触って、またはにおいや味で判断することは難しいです。

そのためには、ホームセンターや園芸店で販売している土壌酸度を測定する道具が必要になります。

主に

  • 土壌酸度計
  • 測定キット

この2種類に分かれます。

土壌酸度計

安価な土壌酸度のみを計測できるタイプから土壌の水分量や日照度まで測定できる高価なタイプまで幅広く販売されています。

機械自体を土壌に埋め込み土壌酸度を測定することができます。

手軽に測定でき、何か所も畝を立てる方にはオススメです。

測定キット

測定キットは小瓶と試験液がセットになっているものです。

皆さんが小学校などで使ったことがある「リトマス試験紙」と同じ原理のものです。

適当な入れ物に土と水を規定量入れて混ぜ上澄みの部分を小瓶にいれ試験液をいれると色が変わり、その色によって土壌酸度がわかります。

安価で手に入れることができるので初心者や狭い場所で栽培している方にはオススメです。

土壌酸度の調節方法

基本的に日本の土壌は酸性になりやすいため多くの場合は中性に近づける為にアルカリ性の資材を散布します。

代表的なものが「苦土石灰」です。苦土(マグネシウム)と石灰(カルシウム)が混合されているのもで

雨で失ったマグネシウムとカルシウムを補うことができさらに、土壌酸度をアルカリ性に近づけてくれます。

他にも、「カキ殻」などの有機物を使用した「有機石灰」や植物を燃やして作った「草木灰」などがありそれぞれに特徴があります。

「苦土石灰」は苦土(マグネシウム)と石灰(カルシウム)が配合されており、バランスよく散布できる為おすすめです。

「有機石灰」はじっくりと長くアルカリ成分が溶け出します。

また、ほかの資材と比べると土を柔らかくする効果も見込めます。

「草木灰」はリン酸やカリウムを含んでいるので成長を促したり、実付きをよくする効果などが見込めます。

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